設備管理・保全

注目記事

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装置材料の損傷・劣化「べからず集」Vol.2

2025.04.15

 プロセス開発や既設プラントの材料変更を検討する際に、図に模式的に示すように試験管内などで金属材料の浸漬試験を行った結果を論拠とされる場合がある。しかし、その試験結果は、安易に信じない方が良い。 その原因は、以下に例示するように、試験管中などの様に、少量の溶液での浸漬試験では、金属の腐食反応により試験環境が変化し、多量の溶液を取り扱う実機の腐食環境と異なる結果が得られている可能性が高いからである。 実際の環境では金属表面積に比較して、多量の溶液が存在し、腐食反応により環境条件が変化することは、ほとんどない。 たとえば溶存酸素が共存した溶液環境で以下に示す反応により、腐食反応にともない溶存酸素(O2)は消費され(その濃度が低下)、溶液のpHは上昇する。ここでe–は、金属の溶解反応により金属内に存在する電子を示している。

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指標でモノづくりを評価しよう! #1 設備総合効率(OEE)

2025.04.01

モノづくりにおいて欠かすことのできない「故障ゼロ」「不良ゼロ」「災害ゼロ」。このためには設備がしっかりと動き、良品を生産し続けることが重要ですが、なかなかそうもいきません。そこで日々の生産では、目標と計画を決めて改善活動などに取り組み、その成果を指標を使って評価をします。 モノづくりを評価する指標はさまざまですが、本稿では、TPMで標準化されている指標や実績値について紹介します。

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2024年度 外注技能工の単価調査の概要

2025.04.15

日本プラントメンテナンス協会(以下、JIPM)では、主に装置型産業の設備ユーザーを対象に、メンテナンスサービス・工事に関する「外注技能工への支払い単価」を地域別、職能別、および経年的に把握することを目的に、1989 年以降、当会にて年に1 回(1998 年までは年4 回)実施しています。調査結果は、設備ユーザー側からの支払い価格であるという点で、高く評価されており、生産設備以外のエネルギー等の供用設備や施設の保全に対しても効率化が求められている今日、本調査結果の利用先が拡大しています。本稿では2024年12月に完成した「2024年度外注技能工の単価調査報告書」の概要を紹介します。

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ものづくり屋視点による労働衛生の実践 No.1 『労働衛生は、働く仲間の“健康保全”』

2025.04.15

 労働衛生という言葉に出会ったことがあるだろうか。50人以上の事業場では衛生管理者の選任が義務付けられているので関係者ならば分かると思う。ならば、TPM8本柱の活動の中ではどこに含まれるのだろう。「安全・衛生・環境に決まってる」と言われるかもしれないが、試しに、「TPM」「労働衛生」で検索してみてほしい。筆者がトライした限りでは8本柱、安全・衛生・環境までは出てくるが、「労働衛生」という言葉は見付からない。 筆者はTPMが好きだ。労働衛生は「予防保全」だと思っている。結果だけを追うのではなく、設計とプロセスを重視し、モニタリング結果により、是正・改善をねらうからだ。しかし「安全」には微妙に違和感を覚える。罰当りな物言いかもしれないが、言い訳をさせてもらえるならば2つある。 1つは、半世紀近く安全衛生関係の仕事に関わってきて、残念ながら「安全第一」というだれもが否定できない文言を拝しながら「理論的ではないモノ・コト」に、しばしば遭遇したことによる。年齢を重ねて考えてみれば、「安全」という文言から想起される領域や文化的背景が、広く深いために生じる(良く言えば)多様性の反映なのかとも思われるが、少なくともTPM8本柱に明記されているのだから、予防保全的な方法論として深堀りされるべき課題がありそうだ。 2つ目は、労働衛生という分野や課題が理解されにくいのか、「安全」や「環境」の中に埋もれ混同されることに対する僻みと思っていただいて構わない。 筆者は現在、労働安全衛生法第81条第2項に規定される労働衛生コンサルタントとして、働く仲間の現場と関わりをもっている。僻みを重ねるならば、労働安全コンサルタントは同条第1項(先に)にあり、別のカテゴリーであるので、「一緒くた」にして欲しくないし、互いに登録分野以外の診断や指導を行うことはできない。 今回の寄稿の依頼は、当初安全衛生についてであったのだが、わがままを受け入れてもらい、労働衛生に“偏って”TPM同志諸兄に語らせていただくことにした。依頼者とは「同床異夢」かもしれない不安を抱きつつも、話題提供させていただきたいと思う。